あなたの声が、熱を帯びていた夜 - 芹奈 2025/09/22 18:30 블로그

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2025/09/22 18:30

静かな秋の夜、久しぶりにスマホが震える。

電話越しのあなたの声は、ほんの少し掠れて、少しだけ低くて、
まるで肌に触れるみたいに、私の鼓膜を撫でてきたの。

「寂しかった」と、ぽつりと呟いたあなたに、
「芹奈も」と言ったきり、言葉が詰まってしまった。

言葉の代わりに、私は薄いウェアを脱いで、
胸に触れたあなたの手を思い出して、目を閉じたの。

電話越しの沈黙が、ふたりの間を熱くする。
言わないけれど、あなたもきっと、同じことをしてるんでしょう？

そんな風に想像してしまう私は――
やっぱり、いけない女ね。

でも、いいの。
秋の夜長は、罪を育てるのにちょうどいい。
ひとりで濡れて、震えて、あなたの名前を喉奥で震わせるのも、
今夜だけは許して。

そして、もう一度――
あなたのその声を聞かせて。
わたしだけに、、、、